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Illustrators Item 「竹花ノート」”Another Story” Coordinate by Sleeping Cat

イラストレーターがVRoid Studioを使ってアバターウェアを制作し、そのメイキングの様子をお届けする新企画「ILLUSTRATORS ITEM」。今回はイラストレーターの竹花ノートさんに、VRoid Studioでのアバターウェアを制作していただき、その感想をインタビューしました!
今回完成したアバターウェア「Another Storyコーデ」は、スマホアプリ「VRoidモバイル」で全ユーザーに無料配布されます。あなたも今すぐ着替えて、新しい物語の世界へ繰り出そう!

1.AVATAR

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Designer: 竹花ノートママ

■アバターと出会ったきっかけ
職業イラストレーターとして活動していく中、VTuberさんのキャラクターデザインを担当させていただいたのが、アバターという存在に出会った初めてのきっかけでもあり、自分の人生の中での大きなターニングポイントでもあります。
今ではいつも、「あの子(手がけたキャラクター)が喜んでくれるかな」とか「もっとファンのみなさんに愛されてほしいな」ということをよく考えて仕事をしています。これが親心か!という衝撃がありました。

■アバターを纏うこと
VTuber「竹花ノートママ」として活動してなにかが変わったという感覚はありません。アバターとして、自分の身体・アカウントとして自然に使っている実感です。
ただ、やっぱり感動したのは、アバターを使うことで、まったく新しい交友関係ができたこと。そしてより気の合う友人たちと出会えたことです。アバターを纏うことで、自分の趣味や表現したいことをわかりやすい形で表現できて、「新しい世界」を開ける感じがありました。

2. DESIGN

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”Another Story” Coordinate by 竹花ノート - Sleeping Cat

■デザインのコンセプト
テーマは「Another Story」。アバターを手に入れてバーチャルという”異世界”に踏み出すあなたの物語を応援する、最初の1着というコンセプトです。
「ママとして子供たちの幸せを願う」という経験から学んだ、「この衣装を着た人に幸せになってほしい」という気持ちを込めました。

■デザインとキャラクター
デザインするにあたって、改めて自分の創作の原点、いわゆる「好きのルーツ」を深堀りして。そうしたらふと、自分が大好きなRPGや、PCノベルゲームのことを思い出したんです。
ゲームにはたくさんのキャラがいて、たくさんの衣装がある。その中でも「印象に残る、最初に見た服」ってやっぱりあるなって気付いたんです。たとえば、冒険ギルドの受付嬢や、案内をしてくれる最初の村人とか。そういう「どこにいてもちょっと違和感があるかもしれないけど、どこにいてもいい」というキャラ。どんなフィールドや背景でもプレイヤーに見つけてもらうためのデザインなので当たり前なんですが、そういうキャラの衣装って、やっぱりずっと覚えてたりしますよね。そのデザインこそが「異世界」で過ごす人たちに向けてのキャラクターデザインとして共通する、重要なポイントなんじゃないかと思ったんです。そう考えると、まさにそういう衣装は、纏う人にとって意味が変わったり、纏う人が好きにロールプレイできる……「アバター」時代に沿ったデザインなんじゃないかなと。そういう思想の下、ファンタジー世界の衣装というイメージをベースに組み立てていきました。

3. CREATIVE

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竹花ノートによるブランド「Sleeping Cat」

■クリエイティブの実感
コンセプトの狙い通り、「誰が・どこで着ていてもいい」服になったなと思っています。やっぱりみなさんには、バーチャルの世界の、開けていて、自由な空気を楽しんでほしいという気持ちがあって。着たいと思った人が・着たいと思った着方で着てほしい。むしろこの服をどう自分のアバター/キャラクターで解釈して着てくれるのかな……というワクワクがあります。
クリエイターとして振り返ると、メッセージ性や特定の指向性が強くない、ある意味汎用性が高いものに仕上がったのは、自分のアウトプットの特性が出ているなと思います。それがバーチャル世界のアバターデザインの自由さみたいなところにうまくハマって、いいものが作れたなあと。

■クリエイティブの展望
自分のクリエイティブが、誰か専用の固定衣装としてではなく、不特定多数の誰かに着られるという想像力はとても刺激的でした。この制作を通して、より「着られる」「誰か自身の一部になる」ための創作をやってみたいという気持ちが強くなりました。「Sleeping Cat」というブランドを元に、竹花ノートママとしていろいろなアウトプットに挑戦していきたいですね。今後はファンタジーではないリアルクローズな衣装も描けるようにしていきたいな。

■クリエイティブとVRoid Studio
2Dと3Dだと、制作の世界観がどうしても異なるので、やりがいがありました。ソフトウェア上の制約がありつつも、だからこそデザインを実現するにあたっての別のアプローチに気付くこともできて、自分の中でいろいろな発見がありました。これからVRoid StudioやVRoidモバイルがアップデートして、バーチャルの世界と創作の世界が進化していくこと期待しています。ぜひみなさんも、いっしょに新たな世界へ旅立ちましょう!



竹花ノートママによる”Another Story” Coordinate by Sleeping Catは、VRoidモバイルアプリ内アバターウェアストアにてゲットできます!

また、本アバターウェアのメイキングの「舞台裏」が、竹花ノートさんのFANBOXで公開予定!ぜひご覧ください!
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/3303798/post/838302