VRoid News

【お知らせ】『VRoid Studio』正式版リリース予定時期ならびに新素体の特徴、コンバート機能について

いつもVRoidをご利用いただきありがとうございます。

先日より、『VRoid Studio』正式版で実装予定の新機能、メガネやケモミミなどが着脱できる「アクセサリー」や、ご自身の3Dアバターを自由に複数、着せ替えられる「重ね着」などをご紹介してきました。

VRoid Studio正式版では様々な機能を実装しつつ、素体モデルについてもカスタマイズ性を上げることでより美しく身体の曲線を表現し、思い通りの3Dキャラクターを制作できるサービスの実現を目指しています。

本日は、現在のバージョンから、正式版に移行する際にパワーアップする部分、ならびにベータ版モデルのコンバート機能のご紹介や、10月に入りましたのでリリース予定時期の告知をさせていただきます。

【VRoid Studio正式版の素体モデルの進化ポイント】

1. 顔パラメータが男女共通になり、より表現の幅が広がります

今までは男女で分かれていた顔モデルを共通化し、顔のパラメータのスライダーを動かすことで、男女間を行き来することができるようになりました。顔の「部位」ごとにも男女パラメータを調整することができ、表現の幅が大幅に広がります。

2. 顔のカテゴリ・パラメータが増え、よりカスタマイズ性が高まります

正式版では、まず顔のパラメータの新規追加を中心に進めております。目元や鼻筋など顔の輪郭、首まわりの太さなど、より顔のカスタマイズ性が高まります。

加えて、今まで7種類だった顔のカテゴリを、16種類(予定)に増やし、顔のコントロールできるポイントが増えます。


そして、今回のアップデートでは首以外の身体のパラメータ追加はございませんが、今後、顔や身体の新規パラメータを増やすことができるような構造を採用しています。

全てのご希望を一気に実現することはできませんが、ご要望を1つずつ反映してまいりたいと思いますので、楽しみにお待ちください。


3. その他、より表現の幅を拡げるために以下のような取り組みをしています。

  • 「プリセットアイテム」を数十種類追加しております

  • プリセットアイテムを選択して作業を開始したのち、各アイテムをカスタムアイテムとして保存し、再読み込みや再編集などが可能になります。さらに、カスタムアイテムはVRoid Studio上で共通して利用できるので、キャラクター間でのアイテム共有がしやすくなります

  • 髪型を「前髪」「後髪」などに分け、テンプレートのアイテム(プリセット)を追加することで今までよりも簡単に髪型をつくることができ、表現の幅も広がります

  • 髪のベースヘアとハイライトのテクスチャの変更が可能になります

  • 「アクセサリ」「重ね着」など新アイテムの追加をします。アクセサリについては、リリース時はメガネ・ネコミミ・ウサミミの3点になる予定ですが、今後もアイテムを追加できる仕様を採用しており、開発中のアイテムもございます

  • その他、過去にご指摘をいただいておりました、制服の半袖・長袖のテクスチャ(UV)の歪みの修正なども行っております


【ベータ版モデルのコンバート機能について】

ご紹介してきたように、今回の正式版ではより素体モデルのカスタマイズ性があがり、表現力が豊かになります。

その分、今回採用している新素体モデルにも変更が加わるため、「VRoid Studio ベータ版」で制作していただいた3Dキャラクターを正式版でも使えるようにするべく、ベータ版モデルのコンバート機能を準備しております。

本機能では「ベータ版」で制作したキャラクターモデルの「.vroid データ」を「VRoid Studio正式版」で読み込むことができるようになり、使用すると自動でコンバートされます。
※本機能を使わない限り、ファイルが自動的に書き変わることはございません


コンバート機能によって調整される部分は以下の通りです。
・身体、顔、髪、衣服のパラメータのコンバート
・衣服、身体、顔の肌テクスチャを新素体モデルにフィットさせるコンバート
 ※レイヤー構造が維持された状態で変換されます

なるべく再現性を高めるべく開発チームとしても工夫を凝らしておりますが、顔や肌、衣服の一部でテクスチャのずれ・ピクセル移動などが生じる可能性がございます。

またVRoid Studio正式版では、VRMに対応した各種サービスなどでのキャラクターの再現性向上のため、「MToon」についても最新版に更新する予定です。そのためコンバート時に、キャラクターに対する「影色」の出方が変わったり、「リムライト」の表現が異なる可能性がございます。そして最新版に合わせるため、カラースペースを従来の「ガンマ」から「リニア」に変更いたしました。

皆さまに時間をかけて制作いただいたモデルにおいて、コンバート時に100%再現ができないこと、また再度ご調整いただくお手間をおかけしてしまいますこと、深くお詫び申し上げます。より表現の幅が広がり、新たな楽しみ方も増えますので、ご理解いただけましたら大変幸いです。

【VRoid Studio正式版のリリース予定時期】

最後にVRoid Studio正式版のリリース時期ですが、現在、サービスの最終調整やデバッグを行っており、10月下旬頃のサービスリリースに向けて鋭意開発中です。予定時期は前後する可能性がございますが、楽しみにお待ちください。

開発一同、正式版リリースを楽しんでいただけますよう、リリースまで全力を尽くして参ります。引き続き、VRoidをよろしくお願いいたします。



■関連お知らせ

【新機能紹介vol.2】『VRoid Studio』正式版に、アバターを自由に着飾れる「重ね着機能」が登場予定!
https://vroid.com/news/XASL8O4DbxcnwIZ5RM0SS

【新機能紹介】『VRoid Studio』正式版に、メガネ、ケモミミなどの「アクセサリー機能」が登場予定!
https://vroid.com/news/FsmhqJFX4nX5yApmRS61g

『VRoid Studio』正式版が今夏リリース決定&新サンプルモデルを無料配布開始!
https://vroid.com/news/01Bmo4hfA7HXRaxI1ovtl9

『VRoid Studio』正式版リリース時期の変更に関するお詫び
https://vroid.com/news/22eKytFQ1tLLcnIslNQTTj